本当に英文法は必要?

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学校教育で学ぶ英文法と、英会話で使う英文法の違い

日本の学校教育では中学生から英語の文法を学ぶようになります。
そして、中学3年間の後、高校で3年間学ぶ人たちがほとんどです。

しかし、数十年間変わらず言われているのが、日本の英語教育では話せるようにならない・・・・
という問題。

そこから生まれている疑問が、「英語の文法を勉強しても英語は話せるようにならない、だったら文法よりも話せるようになる練習したほうが良いのでは?」ということ。

学校教育で学ぶ英文法と、私がレッスンで教えている英文法は実は同じです。

なぜなら英語の文法は「これ」と決まっているから。(アメリカ英語とイギリス英語で多少の違いがあります。日本はアメリカ英語を推奨しているのでアメリカ英語を基準に考えています。)

文法は同じなのに会話ができない理由はただ一つ
学校教育では

英語を話せるようになるための文法学習のアプローチがされていない

ため。

では、具体的に説明していきます。

学問のための文法学習と実践のための文法学習

日本の英語学習の目的は英語の学問として学ぶことです。
わかりやすく説明すると、音楽の授業でピアノ(もしくはピアニカ)を弾くためにドレミの書き方を覚えたり、ヘ音記号やト音記号が何かというように座学で音楽について学ぶ感じです。なので、その知識を使って音楽ができるか?というとそれだけではピアノを弾けるようにはなりません。

学校教育ではこれと同じように、第五文型とは何か?SVO,SVOC、、、などを暗記します。単語もとりあえずテストのために暗記しますが、結局暗記して覚えただけで、それを使って英語が話せるか?というと話せるようにはなりません。

しかし、ピアノを弾くために音符が読めるようになることは大切です。(一部、絶対音感で楽譜が読めなくても弾ける人もいますが例外とします)なので、音符を読む学習をします。が、それと同時にピアノを実際に弾いてみることで、音の出し方がわかり、それを繰り返して練習することで曲が弾けるようになります。

英語も本来であれば同じように実践をすることが必要なのですが、日本の英語教育では「英語を話せるようになる」というよりは英語を学問として学ぶことを重視されているため、英語が話せるようになるようにはなかなかなりません。

しかし、ここで押さえておいて欲しいのは、学校で学ぶ英文法は英語を話すための基礎がしっかりと入っていることです。特に中学3年間は英会話をするための必要な文法を全て網羅していると言っても良いと思います。

なので、よく本屋さんに並んでいる「中学英語ができれば英語が話せるようになる」という謳い文句は間違えではないなって思います。

でも、英文法を学んでも英語を話せないのはなぜか?
それは単純に学んだ英文法を活かした会話の練習ができていないからです。

英語を話すための英文法を学べば英語を話せるようになる!

英文法は英語を話せるようになるためにとても大切な要素となります。
特に、私たち日本人が全く異なる英語という言語を学ぶときに、文法は英語を理解する手助けになります。

英文法を学ぶ際に気をつけるべきことは、その学んだ英語がどのように実践的に使えるか。といういうことを知っているかどうか。というところになります。

ピアノの例にあったように、楽譜は読めても実際にピアノに触って音を鳴らしてみないと楽譜通りに弾けているかわかりません。英語も同じように学んだ英文をどうすれば使えるようになるかという実践の部分を取り入れないことには英語が話せるようにはなりません。

実践のために海外へ行ければそんなに手っ取り早いことはないですが、それがなかなかできないからこそ、効率的に学ぶためにも、理解するために必要な英文法は大切になっています。

実際に英語が全くできずに会話から学び始めた私の英語力が伸び悩む時期がありました。
勉強嫌いだったけど、留学をしたり、英語に触れる機会を作っていた私は、英文法なんて必要ない!って思っていた一人でした。なので、ひたすら、人と話すことで英語力は上がると思っていました。

が、実際はそうもいかず・・・

そんな時、大人の方へ英語を教えるきっかけがあり、英文法をもう一度学び直しておこう!(説明する時の日本語理解として)と文法学習をしてみたところ、目から鱗な情報がいっぱいありました。

よくまぁこんなことも知らないで今まで英語話せてきてたよなぁって思うほど(笑)

そして、英文法を学び直し、自分の英語力に自信がついた私の英語力がワンランクアップしたことはここまでを通して説明もいらないほどだと思います。

ということで、最終結論

英会話をしたければ基礎の英文法はしっかり学習しておこう!

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