少しずつ日本でも知られてきているPhonics(フォニックス)
でも、名前だけで内容まではわからない。。。そんな方も多いと思います!
そこで今回はフォニックスについて簡単に説明していきたいと思います。
Phonics(フォニックス)は日本語で言う「ひらがな」のこと
フォニックスは簡単に言うと日本でひらがなを学ぶのと同じような感じです。
例えば、日本語でいろいろな言葉は話せるけど、ひらがなを学ぶまで「いぬ」を「いぬ」と読むことや書くことはできませんよね。英語も同じで、英語を普段話している子達も「dog」のアルファベットの読み方を学ぶまで「dog」を「dog」と読めないし書くこともできません。
「いぬ」の「い」と言う文字を「い」と読むと学ぶのと同じように、英語ではフォニックスを使ってアルファベットの文字と音の関係性を学習していきます。これをフォニックスと言います。
英語にはアルファベット26文字ありますが、それぞれ一つ一つのアルファベットの音の他に、二つ組み合わせって別の音になるルールがあります。そのルールを学ぶこともフォニックスに含まれます。
例:trainの”ai”のように母音が二つだったり、shipの”sh”のように子音が二つで成り立つ音がある。
フォニックスの音は42〜48音と教材によって取り扱う音の数は違いますが(音をどこまで細かく分けて説明するかで変わる)基本的なフォニックスのルールはどれも同じです。
英語圏のこども達も学ぶPhonics(フォニックス)
フォニックスは英語を話さないこと達が学ぶメソッドのひとつかな?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほど話した通り、フォニックスは日本でいう「ひらがな」のようなものなので、普段英語を話す現地のこども達も低学年の時にフォニックスを学校で学んでいます。
私が教室で使用しているフォニックス教材もイギリスの教育現場で使われているものです。
英語圏の方がやっているVTubeなど見てみると、時々こどもがフォニックスを学習している様子が映ってることもあります。普段は英語で話していても、やはり文字となると難しいようで読み書きには時間をかけて行っている様子も見られます。
もし、機会があれば探してみてみてくださいね!
Phonics(フォニックス)の種類
フォニックスには大きく分けて二つの種類があります。
ざっくり説明すると、
アナリティック・フォニックス
単語全体の音を分解していってそれぞれのアルファベットの音を理解していく
“dog”と言う音のはじめの音が”d”なので”d”は「d」と言う発音になると学んでいきます。
シンセティック・フォニックス
ひとつひとつのアルファベットの音を理解した後に繋げて単語にしていく
“d”は「d」、”o”は「o」、”g”は「g」と言う音だと学んだ後にそれぞれを組み合わせて単語にして読んでいくことを学んでいきます。
といった感じで、アプローチの仕方が違ってきます。
アナリティック・フォニックスは昔からある元祖フォニックスでシンセティック・フォニックスはもう少し新しいです。どちらのフォニックスも現在も教えられています。最近ではシンセティック・フォニックスが主流になってきてる印象を受けています。
私の自教室でもシンセティック・フォニックスの教材を使っています。
Phonics(フォニックス)は英語を学ぶ上で重要
これまで日本ではそこまで重視されてこなかったフォニックスですが、最近は英会話教室では当たり前に導入され、学校教育でも取り入れられるようになりました。
先ほどお伝えしたように、英語を話す英語圏のこども達もフォニックスを学ぶくらい、英語を使う上で英語の読み書きをするためにフォニックスを学ぶことは大切なことです。
なんとなく英語を読めるようになった人にとっては必要がないかと思うかもしれません。私も自然と読めるようになった方ですが、フォニックスを知ったときに、まさに目から鱗で「どうしてこれをもっと早く日本の英語教育に導入しないのだろう」と思っていたほどです。(中学生からでもぜひ導入してほしい!英語に対する考え方が変わる子も増えそう!)
まだ、フォニックスを学んだことがなく興味のある方はぜひフォニックス学習をしてみてください 。
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