フォニックスを学ぶための教材は世界中にたくさんあります。
日本でも書店へ行けばさまざまな種類の教材を目にすることがあると思います。
私もこれまでフォニックスについて学んできましたが、その中でも一番おすすめで現在自教室でも取り入れているのが今回紹介するJolly Phonicsです。
Jolly Phonicsって何?
Jolly Phonicsはイギリスで開発されたフォニックス教材です。
イギリスの小学校で使われ始め、今では世界中の学校や語学教室で取り入れらていて、さまざまな国の英語学習者がフォニックスを学ぶのに使われています。
Jolly Phonicsはシンセティック・フォニックスを使用していて、絵本を使ってお話や歌、体を使ったアクションを導入しながらこども達が楽しく学べる工夫がたくさんあります。
どんな子にもフォニックスをわかりやすく学べるように考えられた教材
Jolly Phonicsはこれまでのフォニックス教材とは違い、文字を学ぶことが困難なこども達、特にディスレクシアを持つ子がフォニックスを学べるように開発された教材です。
ディスレクシアとは、知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を言います。
https://www.npo-edge.jp/educate/
ディスレクシアの特徴の一つに、文字を字として認識できない(文字が歪んで見える、動いて見える、ぼやけて形がはっきりとわからないなど)ということあり、これまでのアルファベットの文字を見せながら音を伝えるフォニックス教材では学ぶことが困難という現状がありました。
そこで、Jolly Phonicsの創案者であるChristopher Jollyさんが開発したのが、歌・指でなぞる文字のフォーム・物語・アクションを組み合わせて文字と音の関係性を学習する方法でした。この教材には歌やアクションからヒントを得たり、物語から思い出したりと、いろいろな角度から文字と音の関係性を学び、記憶に残って自然と覚えることができる仕掛けがあります。
また、この教材はディスレクシアを持つ子達だけでなく、フォニックスを学ぶどんなこども達にも楽しくわかりやすく、個々が覚えやすい方法で覚えることができるため、イギリスをはじめとする小学校などの教育現場でも導入されています。
教材に込められた作者の思いがとても共感できます。
世界中で人気な理由
Jolly Phonicsが人気な理由はこども達みんなが分かりやすく楽しくフォニックスを学べるところにあると思います。
また、英語圏のみだけでなく世界中で人気な理由は日本人のこども達のように外国語として学ぶこども達にとってもとてもわかりやすい教材になっているからだと思います。
Jolly Phonicsを教えるには順番があり、他の教材に比べると少し複雑ですが、トレーニングを受けることができ、使用方法を丁寧に教えてくれます。また、導入する際に必要な情報が載った先生向けのガイドブックなどもあります。教える側にとっても一から丁寧に導入の仕方を知ることができるので授業やレッスンに取り入れやすいことも理由だと思います。
もっと詳しくJolly Phonicsについて知りたい方は下記のオフィシャルサイトもご覧ください。
フォニックス導入の参考にしていただければ嬉しいです。
コメント